こんにちは、
伊能ヒロシです。


ちょっと、想像してみてください。


休日の竹下通りでの出来事


あなたは、今、休日の竹下通り(東京 原宿)のような、
混んでいる通りを歩いています。


向こうから女性が歩いてきて、
すれ違いざまに、何かを落としました。


バラの刺繍をあしらった高そうなハンカチです。


あなたは、すぐさまそれを拾い上げ、
振り向いて落とし主を探します。


見つけました。


5メートルほど先を颯爽と歩く、
その女性の後ろ姿を。


しかし、通りは人混みに溢れており、
しかも、あなたは、大きなバックを片手にぶら下げているので、
すぐに彼女を追いかけることができません。


そんなとき、あなたなら、
彼女を、何ていって呼び止めますか?





どう言って呼び止める?


例えば、
「そこのお嬢さん!」と呼びかけたらどうでしょう?


近くにいた別の女性の人が、振り向くかもしれません。
しかし、当の彼女は、聞こえていても、
自分のことだとは思わず、
そのまま行ってしまうかもしれませんよね。


じゃあ、
「そこのキレイなお嬢さん!」と言ったらどうでしょうね?


自信ありそうな何人かの女性は振り返るかもしれません。
でも、当の彼女が控えめな女性であれば、
スルーしてそのまま行ってしまいます。


では、当の彼女の服装を見て、
「そこのピンクのカシミアのセーターを着て、
ベージュのフレアースカートをはいた、
キレイなお嬢さん!」と呼んでみたらどうでしょう?

これなら、その彼女も、
「えっ? 私のこと?」と思って、
こちらを振り向いてくれますよね。きっと。


ターゲットを絞ることの重要性


つまり、振り向いてほしい人に、
本当に振り向いてもらうためには、
相手に「自分のことだ」と思ってもらえるよう、
対象を絞って呼びかける必要があるということです。

これは、
あなたがブログで、お客さんに向かって、
文章を書いているときも同じです。


お客さんになってほしい人に、
あなたの文章を読んでもらうためには、
その人に「これは自分に対するメッセージだ」と思ってもらえるよう、
対象を絞って、文章を書く必要があります。


すなわち、対象を絞るとは、
お客さんになってほしい人を、
より具体的に明確にするということです。


マーケティング的に言うと、
「ターゲットを絞る」と言うことですね。


例えば、あなたのお客さんになってほしい人を、
単に「若い女性」としているだけでは、

さきほど、「そこのお嬢さん!」と呼びかけたように、
あなたの書いた文章で、
お客さんを振り向かせることはできません。


しかし、例えば、
「28歳専業主婦で、都内に住み、
1歳になるお子さんいる女性」というように絞り込めば、

その条件にぴったり当てはまる女性は、もちろんのこと、
その条件から少し外れた女性をも、
あなたの書いた文章で振り向かせることができるんです。



まとめ:ターゲットを絞れ


このように、あなたの書いた文章で、
お客様に「これは自分に対するメッセージだ」と思ってもらうためには、
お客さんになってほしい人、
すなわち、ターゲットを絞り込む必要があるんですね。

そうしないと、
誰にも「自分に対するメッセージだ」と思ってもらえず、
あなたのブログは、お客さんの手によって、
すぐさま閉じられてしまうことになります。



あなたの本当のお客様は、誰ですか?
ターゲットは絞られていますか?

もう一度、振り返ってみましょう。