こんにちは、
伊能ヒロシです。

前回は、ターゲットを絞ることの
重要性についてお伝えしました。


それでは、ターゲットを絞るとは、
具体的に、どうすればいいのでしょうか?


それには、まず、
マーケティングでよく言われている、
ペルソナを作ることから始めてみましょう。


ペルソナとは?


ペルソナ(persona)とは、直訳すれば、
「登場人物」,「仮面」といった意味です。

でも、マーケティングでは、
「架空のユーザー像」,「典型的な顧客像」を意味する
言葉として使われています。


つまり、ターゲットを絞るということの
究極の状態が、ペルソナを作るということなんです。

なぜなら、あなたのお客さんになってほしい人を
一人にまで絞り込むということだからです。

前回のお話で、
ラブレターを例に挙げてお話しましたが、
ペルソナを作るということは、
ラブレターを書く相手を一人に決めるということですね。


ペルソナの作り方


それでは、ペルソナの作り方ですが、
具体的には、次のような項目を詳しく決めていきます。

・名前
・性別
・年齢
・職業
・年収
・性格
・趣味
・家族構成
・ライフスタイル
・価値観
・今の悩み
・将来の夢
など

つまり、実在する人物と同じような感じで、
一人の人間像を作り上げていきます。

また、さらに具体性を持たせるために、
写真なども用意するといいかもしれません。

無料で使える写真素材などもあるので、
それを利用するといいでしょう。
(但し、インターネット上から写真を無断で持ってくるのは、
肖像権や著作権の侵害になることもあるので、注意してください。)

なお、あなたの実在するお客さんで、理想の方がいらしたら、
その方をペルソナとして仕立ててもいいでしょう。


ペルソナの例


ぼくが以前作ったペルソナの例を挙げておきます。
参考にしてみてください。

氏名 佐々木真一
年齢 42歳
性別 男性
住所 静岡県磐田市在住
職業 会社員(中堅食品メーカー勤務)
年収 890万円
家族構成 妻 里沙子(38歳):専業主婦
     長男 拓磨(15歳)
     長女 真美(12歳)
趣味 釣り(特に海釣り)
性格 基本的に明るいが、気分屋。
 気に入らないと、家族に当たり散らす。
価値観 出世はそれほど望んでいない。
 人生を楽しめればよい。
ライフスタイル アウトドア志向。暇ができると釣りに行きたがる。
 家族から文句が出ると、渋々、ショッピングに付き合う。
身体的特徴 身長172センチ,体重81キロ 肥満気味
今の悩み
 不景気のせいで、給料は上がらず、ボーナスもカット。
 妻からは、子どもの教育費かかるので、
 趣味の釣りを自粛するようにと、言いつけられている。
将来の夢
 家族で沖縄に移住し、午前中は仕事、午後は釣りをする、
 そんな生活に憧れている。


ペルソナの利用法


このようにして、ペルソナを作ったら、
このペルソナを利用して、ブログに文章を書いていきます。

具体的には、次のようにするといいでしょう。

1.頭の中でペルソナを想像してみる。
(このとき、用意した写真を、ブログを書くときに
いつでも見えるような位置に貼っておくとよい。)

2.そのペルソナに対して、いろいろな質問を投げかけてみる。

3.想定されるペルソナの答えをメモしていく。

4.ブログを書くときは、そのメモを参照しながら、
ペルソナに語りかけるような気持ちで文章を書く。

5.ペルソナがその文章を読んだとしたら、
どのような反応を示すかを、いつも、意識しながら文章を書く。


こうすることにより、ペルソナ、すなわち、
あなたの理想とするお客さんの心に刺さる文章を
書くことができるようになります。

つまり、あなたの書いた文章で、
理想とするお客さんの心、感情を
揺さぶることができるんです。


でも、あなたは、こう心配されるかもしれません。
「お客さんを一人に絞ったら、
他のお客さんに、相手にされなくなるんじゃないの?」


でも、安心してください。


例え、一人のお客さん(ペルソナ)に向かって
文章を書いたとしても、その文章は、
そのお客さんと似通った条件の人の心をも
揺さぶることができるんです。

なので、文章を書く際は、
ペルソナのことだけを思いながら、書けばいいんです。


まとめ:ペルソナを作れ


ターゲットを絞るために、
ペルソナを作ることが重要です。

そのペルソナを利用して文章を書くことにより、
文章の内容もより具体的で、お客さんの心に沿ったものとなり、
お客さんの感情を揺さぶることができるんです。


それでは、あなたの理想とするお客さん像を、
ペルソナとして作り上げてみましょう。